①眼瞼下垂
眼瞼下垂は、まぶたが十分に開かず、目が開きづらくなる状態です。
下記原因が合併したり、先天性か後天性か、軽症か重症か、などの要素が関わってきます。
・腱膜性:上まぶたを開ける筋肉の腱膜のたるみによる
・皮膚性:上まぶたの皮膚がたるむことによる
・その他:筋肉や神経の働きが弱まることによる、など
当院での治療は、原因や個別の状態に応じて、
・挙筋前転術:腱膜のたるみが疑われる症状があり、腱膜操作のみで症状の改善が見込まれる場合
・筋膜移植術:腱膜のたるみが疑われる症状があり、腱膜操作で症状の改善が見込まれない場合
・皮膚切除術:皮膚のたるみが豊富で視機能の障害をきたしている場合
を行っています。
【50代 女性 挙筋前転法 術後6か月】
目を開けるための眼瞼挙筋腱膜を前転し、筋力が伝わりやすくします。
【術後経過】
2週間でほぼ腫れがひきます
3か月程度で完成です
【合併症】
出血、血腫、傷跡、再発、左右差など
【70代 女性 皮膚切除法 術後6か月】
眉毛の下からあまった皮膚を切除します。
【術後経過】
1週間でほぼ腫れがひきます
3か月程度で完成です
【合併症】
出血、血腫、傷跡、再発、左右差など
【50代 女性 挙筋前転法 術後6か月】
目を開けるための眼瞼挙筋腱膜を前転し、筋力が伝わりやすくします。
【術後経過】
2週間でほぼ腫れがひきます
3か月程度で完成です
【合併症】
出血、血腫、傷跡、再発、左右差など
【60代 女性 挙筋前転法+皮膚切除法 術後6か月】
目を開けるための眼瞼挙筋腱膜を前転し、筋力が伝わりやすくします。適宜余剰な皮膚を切除します。
【術後経過】
2週間でほぼ腫れがひきます
3か月程度で完成です
【合併症】
出血、血腫、傷跡、再発、左右差など
【70代 女性 挙筋前転法+皮膚切除法 術後1か月】
目を開けるための眼瞼挙筋腱膜を前転し、筋力が伝わりやすくします。適宜余剰な皮膚を切除します。
【術後経過】
2週間でほぼ腫れがひきます
3か月程度で完成です
【合併症】
出血、血腫、傷跡、再発、左右差など
【40代 女性 挙筋前転法 術後1週間】
目を開けるための眼瞼挙筋腱膜を前転し、筋力が伝わりやすくします。
【術後経過】
2週間でほぼ腫れがひきます
3か月程度で完成です
【合併症】
出血、血腫、傷跡、再発、左右差など
【20代 女性 挙筋前転法 術後1週間】
目を開けるための眼瞼挙筋腱膜を前転し、筋力が伝わりやすくします。
【術後経過】
2週間でほぼ腫れがひきます
3か月程度で完成です
【合併症】
出血、血腫、傷跡、再発、左右差など
【50代 女性 挙筋前転法 術後1週間】
目を開けるための眼瞼挙筋腱膜を前転し、筋力が伝わりやすくします。
【術後経過】
2週間でほぼ腫れがひきます
3か月程度で完成です
【合併症】
出血、血腫、傷跡、再発、左右差など
【70代 女性 挙筋前転法 術後4か月】
目を開けるための眼瞼挙筋腱膜を前転し、筋力が伝わりやすくします。適宜、余剰皮膚も切除します。
【術後経過】
2週間でほぼ腫れがひきます
3か月程度で完成です
【合併症】
出血、血腫、傷跡、再発、左右差など
【80代 女性 筋膜移植法 術後6か月】
大腿部から筋膜を採取します。額の筋力がまぶたに伝わるよう、筋膜をまぶたに移植します。
【術後経過】
2週間でほぼ腫れがひきます
4週間程度の大腿部痛があります
半年程度で完成です
【合併症】
出血、血腫、傷跡、再発、左右差など
②クマ(影クマ)
眼球の周囲に存在する眼窩脂肪が、加齢などで下まぶたの前面(皮膚や眼窩隔膜)が弱まることで、前方に突出した状態です。頬の骨が萎縮する骨粗しょう症の影響も加わると、頬の凹みによりクマの立体感がより強調され、疲れた印象や老けた印象に見えます。
当院の治療は、手術侵襲の少なさや合併症を考慮し、手術部位が1か所で済むという合理的な理由から、
・脱脂術:頬の凹みや皮膚の余りがない場合
・ハムラ法:頬の凹みや皮膚の余りがある場合
を行っています。
【70代 女性 ハムラ法 術後3か月】
下まぶたの皮膚切開から、眼窩下縁の靭帯を剥離し、眼窩脂肪を頬にしきこみ、頬の凹みを改善します。適宜頬の筋肉のつり上げと、余った皮膚の切除を行います。
【術後経過】
2週間でほぼ腫れがひきます
3か月程度で完成です
【合併症】
出血、血腫、傷跡、再発、左右差、流涙など
【50代 女性 ハムラ法 術後3か月】
下まぶたの皮膚切開から、眼窩下縁の靭帯を剥離し、眼窩脂肪を頬にしきこみ、頬の凹みを改善します。適宜頬の筋肉のつり上げと、余った皮膚の切除を行います。
【術後経過】
2週間でほぼ腫れがひきます
3か月程度で完成です
【合併症】
出血、血腫、傷跡、再発、左右差、流涙など
【20代 女性 脱脂術 術後1か月】
結膜切開から眼窩脂肪を摘出し、下まぶたのふくらみを改善します。
【術後経過】
2週間でほぼ腫れがひきます
3か月程度で完成です
【合併症】
出血、血腫、再発、左右差など
【50代 女性 ハムラ法 術後4か月】
下まぶたの皮膚切開から、眼窩下縁の靭帯を剥離し、眼窩脂肪を頬にしきこみ、頬の凹みと下まぶたのふくらみを改善します。適宜頬の筋肉のつり上げと、余った皮膚の切除を行います。
【術後経過】
2週間でほぼ腫れがひきます
3か月程度で完成です
【合併症】
出血、血腫、傷跡、再発、左右差、流涙など
③二重形成
上まぶたを開ける筋肉と皮膚のつながりが生まれつき弱い状態だと、目を開けた際に上まぶたが折り返されずに一重になります。このつながりを手術操作で強固にすることで、二重がつくられます。
日本人の約6割が二重と言われています。
当院の治療は、個別の希望や状態と合併症を考慮し、
・埋没法:標準的な幅の二重を希望する場合
・切開法:幅の広い二重を希望する場合
皮膚や脂肪の除去が必要な場合
を行っています。
【10代 女性 埋没法 術後1か月】
まぶたの皮膚と瞼板に対する、点や線での糸による癒着で二重を作成します。糸の結び目は皮膚側皮下に埋没します。
【術後経過】
1週間でほぼ腫れがひきます
3か月程度で完成です
【合併症】
出血、血腫、傷跡、再発、左右差など
【10代 女性 埋没法 術後2週間】
まぶたの皮膚と瞼板に対する、点や線での糸による癒着で二重を作成します。糸の結び目は皮膚側皮下に埋没します。
【術後経過】
1週間でほぼ腫れがひきます
3か月程度で完成です
【合併症】
出血、血腫、傷跡、再発、左右差など
【50代 女性 切開法+挙筋前転法 術後5か月】
目を開けるための眼瞼挙筋腱膜を前転し、目を大きくします。皮膚と深部の癒着で二重を作成します。
【術後経過】
2週間でほぼ腫れがひきます
3か月程度で完成です
【合併症】
出血、血腫、傷跡、再発、左右差など
【20代 男性 切開法+挙筋前転法 手術直後】
目を開けるための眼瞼挙筋腱膜を前転し、目を大きくします。皮膚と深部の癒着で二重を作成します。
【術後経過】
2週間でほぼ腫れがひきます
3か月程度で完成です
【合併症】
出血、血腫、傷跡、再発、左右差など
④逆さまつげ(睫毛内反・眼瞼内反)
逆さまつげとは、まつげが眼球の方向に向かって生えてしまい、角膜や結膜を傷つける疾患です。
原因により下記のように呼び分けることがあります。
・睫毛内反:生まれつき筋肉や皮膚の構造の問題
・眼瞼内反:加齢などで筋肉や皮膚がたるむ
・その他:外傷などで硬くなったことによる(瘢痕)
当院の治療は、各種原因に対応する、
・切開法:若年性の睫毛内反や瘢痕が原因の場合
・下制筋前転法:加齢性の眼瞼内反の場合
を行っています。
【70代 女性 下制筋前転法 術後6か月】
下まぶたの皮膚切開から、たるんだ下制筋を前転することで、下まぶた自体を外反させ、まつげを眼球から遠ざけます。
【術後経過】
1週間でほぼ腫れがひきます
3か月程度で完成です
【合併症】
出血、血腫、傷跡、再発、左右差など
【10代 女性 切開法 術後3か月】
下まぶたの皮膚切開から、余分な眼輪筋や皮膚を切除し、皮膚と瞼板に対する癒着を形成させ、まつげを眼球から遠ざけます。
【術後経過】
1週間でほぼ腫れがひきます
3か月程度で完成です
【合併症】
出血、血腫、傷跡、再発、左右差など